たまには文化的活動

Bunkamuraで「フランダースの光 ベルギーの美しき村を描いて」を見てきた。
とにかく印象に残ったのはギュスターヴ・ド・スメットの劇的ビフォーアフター
オランダに疎開してる間にいったい何があったんだ?ってくらいにタッチ変わりすぎで面白かった。
緻密に描き込んでる感じの印象派の画風だったのに、シャガールみたいになっちゃったよ。
妙にシュールでモダン。
同じレイエ川を描いてるのにこうも違うのかと。幼稚園児が描いたみたいな素朴な絵になってた。
今まで良しとしてきたものを捨てて180度転向できるもんなんだろうか…
その変化に脈絡がなさすぎて面食らうよ。もし過程があるならそれを見たい。
弟のレオン・ド・スメットの作品はよかったなー。朦朧と美しい。「桃色のハーモニー」が印象的。
お兄ちゃん、弟と同じような絵描くの嫌になっちゃったのかしら。
フリッツ・ヴァン・デン・ベルグの変化もなかなか…
なんだろ、影響を受けやすい人達だったのかな。
従来の手法に限界を感じてたのかな。
他には「ミルク粥を食べる人」も気になった。スプーン浮いてるし体丸い…
ウーステイヌのはどれもどことなくアンバランスさというか、不完全さがあってそこが気になる。
純粋に綺麗だと思ったのはエミール・クラウスの「レイエ川の水飲み場」。まさに移ろいゆく光。
お目当てがあって行ったわけじゃないけど面白かった。
次回の「モネとジヴェルニーの画家たち」も行きたいな。