シュルレアリスム

昨日仕事終わりにシュルレアリスム展行ってきた。
閉館20時で19時ちょい前に着いて、まぁ1時間あれば見れるかなと思ったら・・・
かなりボリュームあって、途中から飛ばし気味になってしまった。
もう1回行こうと思う。
おもしろかったよー見ごたえあった。
一番印象的だったのはヴィクトル・ブローネル。
最初のほうで「空気の威信」と「モティーフについて」が出てきてかなり衝撃的だった。だいぶ立ち止まっちゃったよ。
で、その後もこれ気になるな・・・と思った作品はほとんどブローネルだった。印象が違っててその時には気づかなかったけど、あとであらためて作品リスト見てびっくり。「光る地虫」とかすごい気になった。
「育む女」と「傷ついた主体性のトーテム?」が同じ人だなんて。
傷ついた〜は普通の人がシュルレアリスムと聞いて思い浮かべるものを形にしたような絵だと思った。絵に描いたようなシュール。実際絵に描いてるけど。
当初マグリット目当てで行ったけど、あの中にあるとさほどインパクトを感じないことにも驚いた。別にインパクト勝負じゃないとは思うんだけど。
「秘密の分身」はよかったな。
ダリはあまり興味なかったけど、「不可視のライオン、馬、眠る女」生で見たら迫力あった。
あとはアルベルト・ジャコメッティの彫刻も印象に残った。「処分されるべき不愉快なオブジェ」・・・ネーミングの勝利だね。
シュルレアリスムってなんなんだろうねぇ。
超現実というより「強度の現実」「上位の現実」って言うほうが正確、って芸術新潮に書いてあったが。
とりあえず現実を上回るものってことよね。
それって現実ではないってこと?いや、強度の現実なんだから現実なのか。
自分の意識の及ばない想像が作り出した世界。だって。
やっぱわかんね。
そこに意味はあるのかな?ないのかな?
シュルレアリスムの二大技法っていうのが、「自動記述」と「甘美な死骸」なんだって。
自動記述ってこう、心の赴くままにというか、イッツオートマティックな感じで筆を走らせることなんだろうね。たぶん。
だから深い意味はないのかな。
いや、むしろ本人にもわからないような深遠な意味があると思うべきなのかな。
甘美な死骸って何じゃいと思ったら、要は「いつ・どこで・誰が・何をしたゲーム」か!と思い至ってなんか嬉しくなった。
小学校の時とかやったなぁ。理不尽な文ができるのが面白くて、すごい好きだった。
なんで甘美な死骸って呼ぶのかっていうのも、最初は絵じゃなくて文章でそれをやってた時に、甘美な・死骸は・新しい・ワインを・飲むだろう って文ができて、これいいじゃん!みたいな感じになったのが由来なんだと。
それを絵でもやろうってなったんだね。
紙を4つに折って、4人で分担して絵を描いて。隣の人がどういうの描いてるかはわからず、端っこしか見えないようにして。
そうすると全く予想もつかないようなものが完成!ワオ!シュール!ってな具合だね。
まぁ難しいことはよくわかんないけど、「なんぞこれww」って思ったりあれやこれや考えながら見るのは楽しいよ。意味があるのかないのかわかんないところが好きなのかも。
図録とポストカードと芸術新潮買ってしまった。


今日は弟と打ちっぱなしに行った。
イーブックオフライジングインパクト全巻買って一気読みしたら行きたくなって。
おもしろいよライジングインパクト!もうちょっと続けばよかったのになー。