気のあるふりの女 嘘つきな男

日本人は日本語が流暢な外国の人に「日本語お上手ですね」とかよく言うよね。
英語圏の人は、日本人とかが英語ペラペラしゃべってたらそういう系のこと言うのかなぁ。
うーん。
あとね、日本人は外国人に対して「好きな日本食は?」とか「日本の○○についてどう思いますか?」とか、日本に関する質問をすることが多いけど、
他の国の人は外国人に対してはその人の国のことを質問するんだって。
「あなたの国ではどうですか」っていう。
どっちがいいとか悪いとかはないと思うんだけど・・・いやあるのかな。
 

翻訳と日本の近代 (岩波新書)

翻訳と日本の近代 (岩波新書)

日本語論のレポートのために読み始めたんだけど、けっこう面白い。
高校の現文で丸山眞男やって以来、いつかは読もうと思ってたからちょうどよかった。
対談形式で読みやすいし。
今のところ一番面白いと思ったのは、数の表し方の話。
英語だと、「すべての」と「若干の」「ひとつの」「任意のひとつの」ということをかなりの程度まで冠詞を使って表す。allとかsomeとか。
でもそういうのは日本語にはない、っていう。
「江戸時代の幾人かの侍が・・・」とか「すべての侍は・・・」とか言わなくて、ただ「侍は・・・」って冠詞つけないで言っちゃうのが普通なんだって。
言われてみればーって思った。英文を和訳する時に普通の日本語の文章では書かないような書き方になっちゃうのはそのせいもあるのかも。